オスとメス2

 前回、オスとメスについて書きましたが、先日、伊丹市昆虫館にて、ツマグロヒョウモンの雌雄モザイクが誕生し、ニュースになっているのを見て、雌雄モザイクについて、調べて考えてみました。
 ネットで検索すると、クワガタ、カブトムシ、サワガニ、蝶が確認されました。
雌雄一体、雌雄同体、雌雄モザイクと主に3種類の言葉があるようですが、雌雄モザイクと雌雄同体とはまったく異なるようです。雌雄同体とはもともとその動物の本来の生殖の方法で一般に交尾してお互いの精子を交換し、両方が産卵する形の有性生殖です。ミミズやかたつむりが雌雄同体です。
 哺乳類では,雄と雌は性ホルモンの働きで決定されるので,1個体の中に雄と雌が共存することはないそうです。(オカマやオナベは別物です。)
 しかし,昆虫の雌雄は細胞ごとに遺伝子の働きによって決定されます。したがって,遺伝子の組成が異なる細胞が混在する個体は,1個体の中に雄と雌が混在する「雌雄モザイク」になります。
 雌雄モザイクは突然変異の1つで極めて稀に起こる染色体の異常によって雄と雌の特徴ががモザイク状(これがほんとの雌雄モザイク?)に散らばっていたり、半身づつ雄と雌に分かれるタイプがあります。特にチョウ類は、雌雄で羽の色や形が異なるものが多いから左右で雌雄に分かれると分かりやすい様です。以前にヒラタクワガタやオオクワガタの雌雄モザイクをテレビや写真で見たことがありますが、まるで、切断してくっ付けた様に、中心線を境に、それぞれ雌雄の特徴がはっきりと分かれ、大アゴの形はもちろん、羽根の光沢や点刻、足の長さまでが違うといものでした。
 この様な個体の出生率は10000分の1〜100000分の1と言われていますが、昆虫の世界ではあまり低い確率とも思えません。
 雌雄モザイクは染色体の異常であるから、寿命も短い場合が多く、メリットはないといえるが、雌雄同体は、生殖するためのメリットが高い形態であると思う、生活の密度の小さいものや、かたつむりのように移動が遅く、もともと出会う確立の少ない種類の生物、雄と雌が出会う確立はさらに低いのであるから、雌雄同体というのは、出会えば確実に生殖できる(お互い)のは大変なメリットである。結婚式の神父さんのお話で「神はまず土塊から男を創り、次にその肋骨から女を創りました。」というのがあったが、雄と雌というのは同時に発生したのであるのか?卵が先か鶏が先か?人間が妊娠してお腹の中で卵子から、胎児になるまで、何億年の生物の進化をたどるといわれているが、男の胎児は、まず女性として完成してから、その後、男へと変化していくのだそうで、またほとんどの生物は女性(雌)が基本になっているそうです。
 そもそも生物は単性生殖で繁栄していた。ところがいつの間にか、男と女という区別をつけだした。同じ生物に男と女と言う2種類が存在す 雌雄同体ならば一匹だけで生殖ができるのに、わざわざ相手を見つけなければならない男と女の両性に分化したのは何故だろうか。ミジンコの生態に鍵があるといわれている。ミジンコは環境に応じて色々な変化を行うが、普段は雌雄同体であり、単性生殖を行っている。そして同じ雌雄同体(メス)しか産まない。 ところが生活環境が劇的に変化し生存に支障がおきるまでに至ったとき、突然、一斉に雄を産み始める。そして雄のミジンコは、環境を元通り快適なものにするか、もしくは彼らがその環境に適応するようになるまで、活発に活動するそうです。つまり雄は、環境の変化から雌、を守るために生まれてくるそうです。
魚の種類では、環境や雌雄のバランスが崩れると、変身するものもいます。
 カイコには、遺伝的に雌雄モザイクの出現しやすい系統があるそうです
カイコの場合生殖器がモザイクになると、一頭のカイコの体の中で精子と卵の両方を作るそうです。
雌雄モザイクでは,卵巣と精巣を同時に持っている場合も多くあります。また,お尻が雌だとフェロモンを放出しますが,触角が雄だとそのフェロモンに反応してしまいますので,自分で自分のお尻を追い回す場合もあるそうです。(人間にも下半身は別人格という人もいるようですが)

2001/06/15 Kazu



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